2016年1月6日水曜日

大東亜戦争は「妄想」に動慨つけられた戦争である

大東亜戦争否定論者である。なぜなら、それが神がかった「妄想」に動機づけられているからである。できうるかぎり妄想からは自由になりたいと考えているので、妄想に動機づけられたものはそれがなんであれ肯定できないのである。

「妄想」というと精神障害者にのみ出現するものであって、健常者には無縁と思われがちだが、それは誤りである。男性の方なら、自分が独裁者になって気に食わない奴等を機関銃で皆殺しにする妄想にふけったり、とても口には出せない性的な妄想にふけることも多いはずである。ことほどさように、妄想はわれわれに身近な存在なのである。人間は妄想を抱く唯一の生物でもあるのである。

だが、精神の病気でないかぎり、普通は妄想と現実を混同することはない。しかし、子どもの頃から教育によってマインド・コントロールされていたとなると話は別である。その場合、人は奇妙きてれつな妄想であっても、信じてしまうのである。

オウムの麻原彰晃の長女が、スーパーで品物を堂々と袋に入れて金を払わず出て来て逮捕される際、「触るな!私は木更津の女王だ!」と叫んだようにである。